暴落時に役に立たなかった投資手法

こんにちは。ニクです。

2020年2月にコロナショックが起き、リーマンショック以来の大暴落がやってきました。このままだとリーマンショックを超えることになるかもしれません。

この数年、多数の証券会社が新たに参入し多彩な商品やサービスを展開、それに伴い、その商品を紹介するブログを多く目にするようになっています。

広告収入を目的とするブログですね。
ブログ運営者はブログに紹介している広告を介して新規顧客を獲得することで、証券会社や運営元から一定の報酬を受ける仕組みです。

特に投資関連の報酬は非常に高く、一件1万円を超えるものもザラ。
これだけ多くの投資ブログがちまたに溢れるのも納得です。

広告収入を目的にブログを運営している人はアフィリエイターとも呼ばれます。
ニクも1998年~2005年くらいまでは精力的にアフィリエイト活動を行っており、月間数百万の報酬を受け取っていましたので魅力は理解しています。

ただし、投資アフィリエイターには一つ問題があります。

利益相反が起きる可能性が高いことです。

アフィリエイターからすると報酬の高い商品・サービスを宣伝する方が身になるわけですから、報酬の安い商品・サービスは宣伝しません。

しかし、アフィリエイターに多くの報酬を還元できる商品・サービスを展開している証券会社は儲かっているはずです。

証券会社が儲かっている=顧客が損をしている

の図式が成り立つ確率は高いのです。

目次

暴落時に役に立たない投資商品・サービスの見分け方

これは簡単です。

前述したようにブログ運営者への報酬金額が大きい商品・サービスほど、暴落時は役に立ちません。

ブログ運営者に対して報酬金額が大きいかどうかは、その商品名・サービス名でGoogle検索すれば分かります。ヒットする件数が異常です(笑)

商品名などでヒットする件数が多い場合、そこには裏に報酬が絡んでいることを知っておきましょう。

今回の暴落で役に立たなかった商品

TwitterなどのSNSを見ていると暴落時にはこういった商品やサービスへの苦情やロスカット報告で溢れていることに気づきます。

下記の商品やサービスに共通していることは「レバレッジをかけている」「〇〇だろうという予測に基づく投資法」であることです。

リピート系商品

リピート系を代表するトラリピやトライオートFX、ループイフダンなどです。
この商品(サービス)というのはあくまでもツールです。

どのように設定するかは顧客が考えるというスタンスため、使いようによっては役立つツールとなるでしょう。「玄人が使えば」という条件つきです。

今回起きた豪ドルの暴落などに巻き込まれたら一瞬で大きな含み損を抱えたり、ロスカットされることに繋がります。
変動を感じた時点で特定の通貨から撤退するなどの知識が求められます。

またプッシュされているハーフ&ハーフやコアレンジャーという手法においては、マイナススワップが鈍く響いてきます。ポジションを保有しているだけで毎日積み重なっていく赤字…。

トラリピはペソの買いだけで、トライオートFXからは撤退しました。

高金利通貨のスワップ運用

トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなどの高金利通貨と言われる通貨を買いで保有し、高いスワップを受け取る手法です。

これは資金力さえあれば耐えられる手法かもしれません。

ただ、基本的に高金利通貨であるが故、価格は下がっていく運命なので精神的な負担は尋常ではありません。

ゆえに常人が手を出して利益が出る領域ではないと思います。
もし手を出すならレバレッジ1倍じゃないと泣くことになります。

VIX指数

有名ブロガーたちもこぞって手法を記事にしていたので、ある一定の数値を超えた段階で売りポジションを持った方が多かったVIX指数。

今回リーマンショック超えの数値を叩き出すことになり、阿鼻叫喚が聞こえてきました(^^;

平時にこうなるはず、こうなるだろうという投資方法は通用しても暴落時には通用しないことが明確となりました。

アノマリー投資

上記のVIX指数もアノマリー投資に該当するのですが…(^^;
EUR/PLNのスワップサヤ取りやEUR/AUDや原油などもアノマリー投資です。

アノマリーとは、マーケットの規則性を指し、アノマリー投資とはこうなったらこうなるだろうという予測に基づき投資を行うことです。

暴落時には平時に「〇円になったら売りで入ると儲かる」などのアノマリーは通用しません。平時の数倍の動きあるいは予測外の動きとなるためです。

GMOクリック証券のCFD

毎月3万円でイギリス100を1枚積み立てるなどの手法が流行りました。3万円で1枚保有出来れば利回りは年利10%以上。

非常に還元率が良く「積立」ということで安心感もあり、安定志向の方も多く実践されていたのではないでしょうか。

ニクも日本225、イギリス100、ユーロ50と買いポジジョンの保有で価格調整額が受け取れる銘柄を保有中です。

こちらは想定されていた下値が低いため、3万円でイギリス100を1枚買ってたら(レバレッジは4倍程度)当然ロスカットに合うという事実です。

ニクも日本225を13枚、イギリス100を20枚、ユーロ50を11枚保有しており、年間15万円程度の価格調整額を受け取れることになりますが、この枚数を支えるのに現時点では450万円もの資金を投じています。(それでも利回り3.3%ありますが)

保有するだけで価格調整額を受け取ることができる魅力的な商品ですが、暴落時には非常に大きな資金が必要になることが明らかに。
特に暴落すれば減配する可能性もありますし、レバレッジ2倍以下で運用すべき投資商品と言えるでしょう。

暴落相場だからこそ運用するべき投資商品

ずばり暴落の影響を受けない商品あるいは現物、FXなどであればレバレッジ2倍以下に抑えた商品やサービスです。

暴落の影響を受けない商品

ニクが実践中のUSD/HKDのグリッドトレードです。

この通貨ペアはペッグ通貨といい、7.75~7.85の間でしか値動きがありません。つまり他の通貨ペアがどんなに激しく動こうと関係ないのです。

先日米国の利下げに伴い、香港ドル買いが発生。
7.75の下値近辺に張り付いていますが、これ以上に下がるリスクは非常に少ないため、安心して上昇を待てます。

ちなみに利下げの影響で下値に張り付いている状態なので、現時点ではグリッドトレードを開始するのではなく単にロングポジションを持つことをおすすめします。

現物株・REIT

現物株は最近ニクは取引をしておらず、詳しくないという理由からこれだけの下落相場で買い場でもあるのでしょうが手を出していません。

REITには3/19の暴落を買い場だと判断したため、現物で360万円ほど購入しました。品受前の信用買いもあります(笑)

基本は現物での購入なので購入後に値が下がれば気分は萎えますが耐えるのみです。

投資信託

これも現物に該当しますが、商品が異なるので別枠で紹介。

SBI証券で毎日積立を再開しました。暴落の時に積立を開始すれば、ある程度相場が落ち着いた頃に一定の利益を出すことが可能です。

しかも、機械的に買うので、毎日どれだけ暴落が起きようと気にする必要はありません。気にするのは入金し忘れくらいのものです。

ニクはSBI証券の投資信託(積立買付)を行い、月間414,000円の積立を実施しています。3月は倍額行いましたが、4月以降はREITに資金を回すため半額に調整しました。

ファンド名 購入頻度 投資金額
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 毎日 2,000円
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 毎日 4,000円
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 毎日 2,000円
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 毎日 2,000円
iFreeレバレッジ NASDAQ100 毎日 500円
ニッセイ外国債券インデックスファンド 毎日 2,000円
UBS原油先物ファンド 毎日 1,000円
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 毎日 2,500円
Smart-i Jリートインデックス 毎日 1,000円
Smart-i 先進国リートインデックス 毎日 1,000円

ドル円積立

SBI FXトレードでのドル円積立です。

この商品の素晴らしさはFXでありながら積立感覚で行えること。レバレッジも1倍~3倍まで指定できるので、自身に合わせた設定が可能です。

また、基軸通貨であるドル円に絞ることでリスクを大きく減らすことが出来ます。ニクは3月から月3万円・レバレッジ3倍でのドル円積立を開始しています。

昔の記事ですが、説明したものがありました。詳しく知りたい方はご覧ください。

【解説】積立FXとは?SBI FXトレードで米ドルの積立始めました

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