世界の株価大暴落の歴史

こんにちは。ニクです。

ニクもリーマンショック、ライブドアショックなどの数々の暴落を体験してきましたが、「んぎゃーーーーヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ」って思う時と「安値で拾えるチャンスヾ(*´∀`*)ノ キャッキャッ♪ 」と思う時があります。

違いは高値掴みしているポジションがあるかないかですね。
…とここまで本題からズレましたが、早速暴落の歴史を見ていきましょう。

目次

1929年 ウォール街大暴落

ウォール街大暴落は1929年に起きた株価大暴落です。暴落は一度だけに留まらず、「ブラックサーズデー」「ブラックフライデー」「ブラックマンデー」「ブラックチューズデー」の4回発生しました。

下記は1920年代のニューヨークをおった映像。いかにアメリカの景気が良かったか伝わってきます。
それまでの華やかな映像と1929年に突如起きるウォール街大暴落とのギャップが凄いです(^^;)

1928年から1929年にかけて急速に上昇したダウ工業株平均は、一カ月間下降し続け、1929年9月3日につけた最高値381.17から17%下落することとなり、米国市場が回復するには23年もの年月がかかりました。

1971年 ニクソンショック

ニクソンショックとは、アメリカ合衆国のリチャード・ニクソン大統領が1971年に発表した「金とドルの交換停止」や「10%の輸入課徴金の導入」などの大きな方針転換を指します。

現代の私達は「金とドルの交換停止」と聞いても理解できませんが、ニクソン大統領が発表を行うまでのアメリカは金とドルの交換を保証していました。しかし、ベトナム戦争により、金が枯渇し交換できなくなったため、金とドルの公開を停止せざるを得なくなったのです。

また、ニクソンショックが起きて1ドル=360円という固定相場制は変動制へとシフトしました。

1987年 ブラックマンデー

1987年10月19日にニューヨーク証券取引所を発端に起こった史上最大規模の世界的株価大暴落です。10月19日が月曜日だったことから、ブラックマンデーと呼ばれています。

ブラックマンデーの原因は「財政赤字の拡大」「ルーブル合意の信頼性消失」「自動売買」の三つと言われています。
「財政赤字の拡大」は財政収支と貿易収支が共に赤字だったため、レーガン大統領は減税と軍備増強を実施しますが、これにより財政赤字を拡大するはめに。

「ルーブル合意の信頼性消失」とは、ルーブル合意に加わっていた旧西ドイツが金利を高めに誘導したことでルーブル合意の信頼性が失われたのです。

「自動売買」とはこの当時すでに自動売買のコンピュータープログラムが普及していました。ある一定の値段まで株価が下がると自動的に損切りを行う仕組みだったため、売りが売りを呼ぶ連鎖が起きてしまったんですね。

1991年 日本バブル崩壊

日本バブル崩壊とは1986年から始まったバブル景気が終わったことを指します。

1985年に開かれたプラザ合意でG5(アメリカ・フランス・イギリス・ドイツ・日本)はドル高を是正することに合意しましたが、これにより円高が進行。プラザ合意前は1ドル235円だったレートが1ドル150円となるのです。

日本銀行は円高を解消するため、公定歩合を引き下げました。
この引き下げによる企業や個人が融資を受けやすくなり、バブル景気の始まりとなりました。

ニク
公定歩合とは、日本銀行が民間銀行に貸付を行う際、適用される金利のことだよ。

1990年バブル景気による株価と地価の高騰を懸念した政府と日銀は、公定歩合を引き上げました。2.5%から6%まで引き上げ、融資を受けることが難しくなりました。
1991年には、一定の土地等を有する個人及び法人へ課される「地価税法」も施行され、バブル崩壊を招きました。

下記の山一証券の記者会見は印象的でしたね(^^;)

池上彰さんの解説つきが良ければ下記をどうぞ(^^)/

2001年 ITバブル崩壊

ITバブルのきっかけは1995年に発売されたWindows95。マイクロソフトの時価総額は6000億ドルを上回り、先を見越した投資家たちはこぞってIT企業関連株を買ったのです。

このあと、IT企業はアメリカ経済の柱となっていきます。国内総生産(GDP)は年平均4%で拡大し、財政収支が30年ぶりの黒字となり、失業率も大幅に縮小しました。

ただ、過熱度を増していたITバブルは弾けます。IT関連となればお金が集まるのがITバブルでしたが、実態は赤字ベンチャーであったりとどれだけ過熱度が増していたかわかりますね。
ITバブル崩壊のきっかけは特定されていませんが、過熱から数年が経ち、皆が冷静になってきたというところでしょうか(^^;)

ITバブル崩壊の動画はありません。暴落のきっかけがないため、制作するのが困難なのでしょう。

2006年 ライブドアショック

今では完全復活を遂げているホリエモンですが、○○ショックに名を連ねる時代もありました。

2006年1月17日にライブドアが証券取引法違反の容疑で強制捜査を受けたことをきっかけにライブドアは上場廃止に追い込まれ、日経平均は2日で1,000円近く下落することになりました。

2004年9月期決算で実際は赤字3億円のところ、黒字50億円という虚偽の報告を行ったためですが、これにマネックス証券の担保価値なしの判断が輪をかけて追い詰めます。

ホリエモン事件を受けてマネックス証券はライブドア株に担保価値なしとの判断をしました。これにより、ライブドア株を担保に信用取引をしていた投資家たちは投げ売りを始めちゃうんですね。
ライブドア株の売買は1日1時間に限定されるなど、大混乱を起こしました。

2008年 リーマンショック

ようやく10年が経ったかというリーマンショック。まだまだ記憶に新しい株価大暴落です。

2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが経営破綻をしたことをきっかけに起きた世界大暴落です。このリーマンショックは前年から分かりやすく兆候が出ていました。「サブプライムローン」です。

サブプライムローンとは、アメリカの低所得者(サブプライム層)向け住宅ローンのことですが、債券が回収できなくなり資金繰りが悪化していたのです。返せない人に貸しているのですから当然のことなのですが…(^^;)

そして、2007年にはBNPバリパがサブプライムを問題とし、BNPバリパ傘下のミューチュアル・ファンドが投資家からの解約凍結を発表しました。後から振り返るとこんなに分かりやすい前兆がいくつもあったんですね。

歴史的な大暴落を取り上げてみました。
このような大暴落がきても、ロスカットにならない、そして買い場がきたと喜べるような投資家でありたいですね(^^)/

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